SSHのconfigファイルを作成し、サーバーへ接続するコマンドを簡単にする例

Macのターミナルなどのコマンドラインからサーバーを操作したい場合、サーバーによっては以下のリンク先のようにSSH接続を利用し操作できます。
上記リンク先の設定を行うことで、次のコマンドで公開鍵認証のSSHでパソコンからサーバーに接続が可能になります。
ssh ユーザー名@ホスト名 -i 秘密鍵ファイルのパス -p ポート番号
今回は、上記のSSH接続のコマンドを簡単なコマンドにする設定方法となります。
SSH接続を簡単なコマンドにする設定方法
SSH接続は、configファイルを作成し接続時の設定を記述することで、SSH接続を簡単なコマンドで実行できます。
また、configファイルを作成する前提として、上記SSHのコマンドでサーバーに接続できる状態としておきます。
SSH接続のconfigファイルを作成|vimエディタ
まず、Macのコマンドラインで利用できるテキストエディタのvimを利用し、ホームディレクトリ直下にある.sshフォルダにconfigファイルを作成します。
また、vimを利用しない場合は、ファインダーなどのGUIからconfigファイルを作成し、ファイル内に後述するSSH接続の設定を記述します。
以下、vimで新規ファイルを作成するコマンドとなります。
vim ~/.ssh/config
configファイルが作成されるので、次にキーボードのiを押して、ファイルに文字を挿入できるファイル編集画面とします。
ファイル編集画面となるので、以下のSSH接続の設定を記述します。ホスト名・ユーザー名・ポート番号の箇所には、SHH接続をするサーバーのそれぞれの情報を記述します。
Host 接続コマンド名(任意の名前)
HostName ホスト名
User ユーザー名
IdentityFile ~/.ssh/秘密鍵のファイル名
Port ポート番号
また、configファイル内には、その他にもSSH接続時の設定を追加することもできます。設定項目については、文末の参考サイトを確認してみてください。
次に、キーボードのescを押して、ファイル編集画面を終了します。
このままでは、まだvimエディタの画面となるので、以下のキーでconfigファイルを保存して閉じて、vimエディタを終了します。
:wq
configファイルのパーミッションを変更
最後に、以下のコマンドで作成したconfigファイルのパーミッションを600とします。
chmod 600 ~/.ssh/config
簡単なコマンドでSSH接続
上記設定により、configファイル内の「接続コマンド名」を利用した以下のコマンドで、SSH接続が可能になります。
ssh 接続コマンド名