【スプレッドシート】セルの位置(セル番地)を取得して表示する方法|ADDRESS関数

今回はGoogleスプレッドシートで、A7、C4、E10などセル参照で利用する位置(セル番地)を、ADDRESS関数で取得して表示する方法となります。
【スプレッドシート】セルの位置(セル番地)を取得して表示する例
例えば、ADDRESS関数でB4のセル番地を表示する場合、次のパターンがあります。
行・列ともに絶対参照で表示
行・列ともに絶対参照となる「$B$4」を表示する場合、次の関数をセルに入力します。
=ADDRESS(4,2)
行は絶対参照・列は相対参照で表示
行は絶対参照・列は相対参照となる「B$4」を表示する場合、次の関数をセルに入力します。
=ADDRESS(4,2,2)
行は相対参照・列は絶対参照で表示
行は相対参照・列は絶対参照となる「$B4」を表示する場合、次の関数をセルに入力します。
=ADDRESS(4,2,3)
行・列ともに相対参照で表示
行・列ともに相対参照となる「B4」を表示する場合、次の関数をセルに入力します。
=ADDRESS(4,2,4)
R1C1型で表示
R1C1形式の「R4C2」を表示する場合、次の関数をセルに入力します。
=ADDRESS(4,2,1,FALSE)
別シートのセル参照の位置
「シート2」の行・列ともに絶対参照となる「'シート2'!$B$4」を表示する場合、次の関数をセルに入力します。
=ADDRESS(4,2,1,TRUE,"シート2")
ADDRESS関数の引数について
セルの位置を表示するには、ADDRESS関数を利用し、引数にはそれぞれ次の値を指定します。
- 第1引数(必須)
- 取得するセル番地の行番号を指定します。
- 第2引数(必須)
- 取得するセル番地の列番号を指定します。(A は列番号 1、Bは列番号2 のように、アルファベット順を数値順で指定します。)
- 第3引数(任意・デフォルト値は1)
- セル番地を絶対・相対参照で表示するかを指定します。
- 1を指定すると行・列ともに絶対参照。
2を指定すると行は絶対参照・列は相対参照。
3を指定すると行は相対参照・列は絶対参照。
4を指定すると行・列ともに相対参照で取得。
- 第4引数(任意・デフォルト値はTRUE)
- セル番地の表記方法を指定します。
- TRUEを指定するとA1型で表記(デフォルトの表記)。
FALSEを指定するとR1C1型で表記。R1C1型では「R」はRow(行)、「C」はColumn(カラム)を意味し、それらR・Cの数値順でセル番地を表します。
- 第5引数(任意)
- 別シートのセル番地を表示する場合。そのシート名を指定します。