【GAS】外部のスクリプトの関数を呼び出す例|ライブラリの利用方法

今回は、Google Apps Script(GAS)でプロジェクト(スクリプト)から、他のスクリプトの関数を呼び出して利用する方法となります。
【GAS】外部のスクリプトの関数を呼び出す例(ライブラリの利用方法)
GASではライブラリとして、他のスクリプトの関数を呼び出して利用できます。
以下、そのライブラリを利用する方法となります。
外部のプロジェクトの「スクリプト ID」を確認
まずは、利用したい外部のプロジェクト(スクリプト)の「スクリプト ID」を確認します。
自分自身で作成したプロジェクトのスクリプトIDを確認する方法は、以下のリンク先を参考にしてみてください。
呼び出す側のプロジェクトのライブラリに「スクリプトID」を追加
次に、外部のスクリプトを呼び出す側のプロジェクトのライブラリに、確認した「スクリプト ID」を追加します。
- 外部のスクリプトを呼び出す側のプロジェクトに移動します。
- エディタ画面のメニュー内にある「ライブラリ」の「+」ボタンを選択します。
- ライブラリの追加画面となるので、「スクリプトID」の項目に上記でコピーしたスクリプト IDを追加し、「検索」ボタンを選択します。
- 追加するライブラリの設定が表示されるので、「追加」ボタンを選択します。
ライブラリのIDについて
ライブラリを追加すると、以下のようにエディタ画面のメニュー内にある「ライブラリ」の下部に、ライブラリの「ID」が表示されます。
IDはプロジェクト内でライブラリを参照する際に利用し、デフォルトの状態ではライブラリに追加した外部の「プロジェクト名」となります。
ライブラリに追加した関数を呼び出す例
最後に、ライブラリに追加した関数を呼び出して利用します。
例えば、プロジェクト「Script_01」から、ライブラリのID「Script_02」の関数sampleFuncを呼び出して利用するには、プロジェクト「Script_01」のエディタから、次のように関数を追加します。
function librarySampleFunc(key) {
return Script_02.sampleFunc(key);
}
上記の場合、プロジェクト「Script_01」で関数librarySampleFuncを実行することで、ライブラリのID「Script_02」の関数sampleFuncを返します。
ライブラリに追加したスクリプトの関数を呼び出すには、「ID」.「関数名」とします。「ID」はライブラリを追加した際に設定したIDとなります。
ライブラリを削除する方法
エディタ画面のメニュー内にあるライブラリの「ID」をマウスオーバーすると、以下のように右側にメニューが表示されるので、そのメニュー内の「削除」を選択します。