【スプレッドシート・ARRAYFORMULA】複数のセルに計算式の結果を一瞬で表示

Googleスプレッドシートには、複数のセルに一瞬で計算式の結果などを入れることができる便利なARRAYFORMULA関数があります。

ARRAYFORMULA関数では、引数に範囲や、範囲を含む式を指定することにより、戻り値を配列として返します。

そのため、ARRAYFORMULA関数を含む一つの計算式で、複数行や複数列に一瞬で値を入れることが可能となります。

今回は、そのARRAYFORMULA関数の例となります。

引数に範囲のみを指定する例

以下はARRAYFORMULA関数の引数に、範囲のみを指定する例です。

A1~A5、B1~B5のセルに任意の値が入力されている状態で、C1のセルに以下のARRAYFORMULA関数を入力。

=ArrayFormula(A1:B5)

その結果、A1~A5、B1~B5の値が、それぞれC1~C5 ,D1~D5に入力されます。

「C1」のセルへ、引数に範囲のみを指定したARRAYFORMULA関数を入力したサンプルの画像
「C1」のセルへ、引数に範囲のみを指定したARRAYFORMULA関数を入力した例

動画サンプル

引数に四則演算を指定する例

以下はARRAYFORMULA関数の引数に、四則演算を指定する例です。

A1~A5、B1~B5のセルに任意の値が入力されている状態で、C1のセルに以下のARRAYFORMULA関数を入力。

=ArrayFormula(A1:A5+B1:B5)

その結果、それぞれの行のAとBにある値の和が、それぞれC1~C5までのセルに入力されます。

「C1」のセルへ、引数に四則演算を指定したARRAYFORMULA関数を入力したサンプルの画像
「C1」のセルへ、引数に四則演算を指定したARRAYFORMULA関数を入力した例

動画サンプル

引数に関数を指定する例

以下はARRAYFORMULA関数の引数に、関数を指定する例です。

A1~A5、B1~B5のセルに任意の値が入力されている状態で、C1のセルに以下のARRAYFORMULA関数を入力。

=ArrayFormula(IF(A1:A5>=B1:B5, "A", "B"))

その結果、それぞれの行で、Aの値がBの値以上だった場合には文字列「A」が、それ以外の場合には文字列「B」が、それぞれC1~C5までのセルに入力されます。

「C1」のセルへ、引数に関数を指定したARRAYFORMULA関数を入力したサンプルの画像
「C1」のセルへ、引数に関数を指定したARRAYFORMULA関数を入力した例

動画サンプル

ショートカットキー

セルで計算式を編集中に 、以下のショートカットキーにより ARRAYFORMULA関数を追加できます。

Mac
Command + Shift + Enter
Windows
CtrlShift + Enter

参考サイトなど

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