Taskerの変数について|変数名のルール・変数の使用例など

Tasker(タスカー)では、タスクやプロファイルで使用できる変数がありますが、今回はそのTaskerの変数についてのまとめです。
変数について
「変数」とは以下のようなものとなります。
扱われるデータを一定期間記憶し必要なときに利用できるようにするために、データに固有の名前を与えたものである。
Taskerの変数について
Taskerではアプリ内で変数を扱うことができ、以下のような場面で使用できます。
- プロファイルの実行条件
- タスク内部・タスク間でのフロー制御(条件分岐など)
- タスク間でのデータの受け渡し
- タスク途中でのデータの割り当て
ユーザー定義変数
Taskerでは自ら定義した変数を「ユーザー定義変数」といい、タスクやプロファイルで利用できます。
また、変数の定義のみや、ユーザー定義変数に現在セットされている内容の確認は「変数」タブから行えます。
ユーザー定義変数名のルール
- 変数名の先頭の文字は%
- 3文字以上の半角英数字とする
- 変数名の最初と最後以外であれば、アンダースコア(_)を使える
- 大文字・小文字が区別される
- 「組み込み変数」の変数名は使用不可
組み込み変数
Taskerでは「ユーザー定義変数」とは別に、あらかじめセットされている「組み込み変数」があり、その変数名はユーザー定義変数では使用できません。
組み込み変数の変数名は、全て大文字となり、例えば現在の時刻を格納する %TIME や、最後の位置計測で得られた、緯度と経度を格納する %LOC などがあります。
その他の「組み込み変数」などは、以下のリンク先を参考にしてみてください。
日本語版 Tasker ユーザーガイド : Built-In Variables (組み込み変数)
グローバル変数とローカル変数
変数にはグローバル変数とローカル変数があります。
グローバル変数は、変数名に1つ以上の大文字を含む変数で、どのタスクやプロファイルからでも参照することができる変数となります。
ローカル変数は、変数名がすべて小文字の変数となり、その変数が使用されているタスク内からしか参照できません。(または、シーンイベントで実行されたタスクの場合は、そのシーン内からしか参照できません。)
「変数」タブの画面について
「変数」タブからは、ユーザー定義変数にセットされている値の確認・編集や、ユーザー定義変数の追加などを行えます。
「変数」タブ画面の上部には、ユーザー定義変数の絞り込み・検索できる項目があり、その下にユーザー定義変数の一覧が表示されます。
ユーザー定義変数の右側には現在の値が表示され、その箇所を選択すると値の編集ができます。
ユーザ定義変数の追加
ユーザ定義変数の追加は、タスク内または「変数」タブ画面から以下の方法で追加できます。
- 「変数」タブを選択します。
- 「変数」タブ内の右下にある「+」ボタンをタップします。
- 変数名を入力するダイアログが表示されるので、変数名を入力後、右端の「チェック」アイコンをタップします。
変数の使用例
Taskerで変数を使用する例として、Wi-Fiと変数を使用し「自宅」と「外出」を判断をすることなどが可能です。以下のリンク先を参考にしてみてください。