【Mac】GitをHomebrewでインストールして利用する方法

Git(ギット)は、プログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システム。
そのGitはMacにデフォルトでインストールされていますが、今回は、そのインストールされているGitではなく、HomebrewでGitをインストールして利用する方法となります。
Homebrew(ホームブリュー)は、macOSのパッケージ(ソフトウェアやライブラリ)をコマンドラインで一元管理できるツールとなります。Homebrewのインストール方法などは、以下のリンク先を参考にしてみてください。
Gitのバージョン・パスを確認する方法
現在のGitのバージョン・パスは、以下のそれぞれのコマンドで確認できます。
Gitのバージョンを確認する方法
git --version
Gitのパスを確認する方法
which git
HomebrewでGitをインストールする方法
HomebrewでインストールできるGitの情報を確認
Gitのバージョンなど、HomebrewでインストールできるGitの情報は、以下のコマンドで確認できます。
brew info git
パッケージをインストール
以下のHomebrewのコマンドで、Gitをインストールします。
brew install git
また、以下のコマンドで、Homebrewでインストールしたすべてのパッケージを確認できます。
brew list
シェルの設定ファイルに環境変数PATHを追加
次に、インストールしたGitをコマンドで利用するため、ユーザーのホームディレクトリにあるシェルの設定ファイルに環境変数PATHを追加します。
シェルの設定ファイルについて
利用しているシェルによって設定ファイルは異なります。詳しくは、以下のリンク先を参考にしてみてください。
環境変数PATHを追加・反映
今回の例では、次のコマンドでzshの.zshrcファイルに環境変数PATHを追加しています。
また、インストールしたGitバージョンによって、コマンド内のバージョンの箇所を変更します。例のバージョンは2.29.2となります。
echo 'export PATH=/usr/local/Cellar/git/2.29.2/bin:$PATH' >> ~/.zshrc
そして、以下のコマンドで追加した環境変数PATHを、現在、利用しているシェルに反映させます。
source ~/.zshrc
上記手順により、HomebrewでインストールしたGitを利用できます。
前述のコマンドでGitのバージョン・パスを確認すると、MacにデフォルトでインストールされているGitから変更されていると思います。