【Tasker】タスクのおすすめアクション|設定例・使い方


AndroidアプリのTasker(タスカー)は、指定した条件により、スマホの設定変更などの命令(アクション)を実行できる便利なアプリ。
今回は、そのTaskerで個人的によく使うアクションの設定例と、アクションの追加方法のまとめとなります。
タスクとアクションについて
Taskerでは、スマホの設定変更などの命令を「アクション」、命令を順番にまとめたものを「タスク」といいます。
タスク・アクションを追加する方法
以下、新規タスクを作成しアクションを追加する手順となります。
- 「タスク」タブを選択します。
- 「タスク」タブ内の右下にある「+」ボタンをタップします。
- タスク名を入力するダイアログが表示されるので、任意のタスク名を入力し「チェック」アイコンをタップし新規タスクを作成します。
タスク名を入力するダイアログ。タスク名を入力後、右端の「チェック」アイコンをタップ。 - 新規タスクを作成すると「タスク編集」画面となるので、右下にある「+」ボタンからタスクのアクションを追加します。
以上がタスクを作成しアクションを追加する方法となります。具体的なアクションの設定例については、以下となります。
アクションのカテゴリーと設定例
アクションは機能によってカテゴリーに分かれ、アクションを設定する際には、そのカテゴリーの中からアクションを探して設定を行います。
以下、個人的によく使うアクションのカテゴリーと設定方法の例となります。
※手順内では、Taskerが日本語化されていない以前のバージョンの記載が含まれています。
Wi-Fi、Bluetoothの設定【ネット】
アクションのカテゴリー「ネット」では、Wi-Fiや、Bluetoothなどのネットワーク関連のアクションを設定できます。
【例】Bluetoothをオンにするアクション
カテゴリー「ネット」から「Bluetooth」を選択し、設定画面の「セット」の欄を「オン」に設定


ディスプレイの明るさや消灯時間の設定【画面】
アクションのカテゴリー「画面」では、ディスプレイの明るさや、消灯時間など、ディスプレイ関連のアクションを設定できます。
【例】ディスプレイの明るさをレベルを40に変更するアクション
カテゴリー「画面」から「画面の明るさ」を選択し、設定画面の「レベル」の欄を「40」に設定


LED通知やポップアップウィンドウを表示【アラート】
アクションのカテゴリー「アラート」では、LED通知やポップアップウィンドウの表示など、通知関連のアクションを設定できます。
【例】5秒間「スイッチオン」のポップアップウィンドウを表示するアクション
カテゴリー「アラート」から「Popup」を選択し、設定画面の「テキスト」の欄に「スイッチオン」と入力し、「制限時間(秒)」の欄を「5」に設定


変数を扱う【変数】
アクションのカテゴリー「変数」では、変数のセットなど、変数関連のアクションを設定できます。
Taskerの変数については以下のリンク先を参考にしてみてください。
【例】変数 %MYLOC に値 0 をセットするアクション
カテゴリー「変数」から「変数を設定」を選択し、設定画面から、「名前」の欄に「%MYLOC」を入力し、「To」の欄に「0」を入力。


タスクの条件分岐や停止などの設定【Task】
アクションのカテゴリー「Task」では、条件分岐や、一時停止などのタスクのフロー(流れ)を制御するアクションの設定ができます。
【例】アクションを実行させる条件を、「18時より後か、4時より前の間の時刻」とする設定
カテゴリー「Task」から「If」を選択します。
現在の時刻が格納されている組み込み変数 %TIME を使い、「If」アクションの設定画面の「Condition」を以下のとおり設定します。
「時刻が18時より後」を表す式として、「%TIME > 18」、「時刻が4時より前」を表す式として、「%TIME < 4」を設定します。そして、条件をそのどちらかの場合が成立した場合としたいので、2つの式を論理演算子の「OR」で繫げます。


【例】タスクを2秒間停止させるアクション
カテゴリー「Task」から「Wait」を選択し、設定画面の「Seconds」欄を「2」に設定します。


HTTP通信を実行【ネット】
アクションのカテゴリー「ネット」では、HTTP通信などのネットワーク関連のアクションを設定できます。
【例】HTTP POST リクエストを実行
現在、以下のアクションは廃止され、HTTP通信を利用する場合は、カテゴリー「ネット」内の「HTTPリクエスト」から設定を行います。
カテゴリー「ネット」から「HTTP Post」を選択し、設定画面の「Server:Port」にリクエストURIを入力し、「Data/File」に送信したいデータを入力します。


JavaScriptを実行【コード】
アクションのカテゴリー「コード」では、JavaScriptの実行など、ソースコード関連のアクションを設定できます。
【例】JavaScriptを実行(ソースコードを記述する場合)
カテゴリー「コード」から「JavaScriptlet(小)」を選択し、設定画面の「コード」の欄へ実行させるソースコードを入力します。
「JavaScriptlet」の設定画面では、ソースコードを記述しづらいので、あらかじめ他で記述したJavaScriptのソースコードをコピペするのがおすすめです。


【例】JavaScriptを実行(ファイルを指定する場合)
カテゴリー「Code」から「JavaScript」を選択し、設定画面の「パス」の欄へ実行させるJavaScriptファイルのパスを指定します。パスは虫眼鏡アイコンから、ファイルを検索し指定できます。


今回紹介したアクション以外にも、Taskerには、たくさんのアクションがあります。詳細は、文末の参考サイトを確認してみてください。
アクションの設定画面で、よく見るアイコンについて
タスクのアクションによっては、設定画面で以下のアイコンをよく見ると思いますが、用途は次のとおりとなります。
- 左側のアイコンは、タップすると指定できる変数を選択することができます。
- 右側の虫眼鏡のアイコンは、タップするとファイルを選択することができます。
タスクの動作を確認する方法
作成したタスクが正常に動作するかを確認するには、タスク編集画面の左下にある「再生ボタン」をタップすることで確認できます。


タスクを自動で実行させる方法
タスクを自動で実行させるには、プロファイルとコンテキストを設定します。プロファイルとコンテキストについては、以下のリンク先を参考にしてみてください。