【IRKit】赤外線信号の取得|ターミナル・コマンドプロンプト

IRKitはWi-Fi機能の付いた赤外線リモコンデバイス。IRKitをセッティングすれば、赤外線リモコンで操作できる家電を、ブラウザやスマホのアプリ等から操作できます。
今回は、そのIRKitのAPIを使用し、コマンドライン(Macのターミナル・Windows のコマンドプロンプトなど)から、IRKitに保存したリモコンの赤外線信号を取得する方法となります。
リモコンの赤外線信号を取得
以下の手順がCUIを使い、IRKitからリモコンの赤外線信号を取得する方法となります。また、IRKitとコマンドを入力するパソコンは同じローカルネットワークに接続されている必要があります。
赤外線信号を取得するにはIRKitのIPアドレスが必要となります。IPアドレスがわからない場合は、以下のリンク先参考にしてみてください。
IRKitに赤外線信号を保存
まず、IRKitの青いLEDに向けて赤外線信号を取得したいリモコンのボタンを押します。すると、青いLEDが点滅しIRKitにリモコンの赤外線信号が保存されます。
※個人的な感覚では明るいところでは、正確に赤外線信号を保存してくれない気がします。IRKitに赤外線信号を保存する際は、出来るだけ暗い所で行ったほうが良いかもしれません。
保存した赤外線信号を取得
IRKitに保存した赤外線信号を取得するには、以下のcurlコマンドを入力し実行します。コマンド内の「X.X.X.X」の箇所にはIRKitのIPアドレスを入力します。
curl -i "http://X.X.X.X/messages"
すると、以下の様な情報が返ってきます。
HTTP/1.0 200 OK
Access-Control-Allow-Origin: *
Server: IRKit/2.1.3.13.gbe33d36
Content-Type: text/plain
{"format":"raw","freq":38,"data":[XXXXXXXX
]}
返ってきた情報の中で、以下の部分が赤外線信号を表すJSONとなります。
{"format":"raw","freq":38,"data":[XXXXXXXX]}
上記の[XXXXXXXX]の値は、赤外線信号によって違った数字とカンマの羅列が表示されていると思います。とっても長い数です(;・∀・)
なお、一度、コマンドで赤外線信号を取得すると、IRKitに保存していた赤外線信号は消えてしまいます。新たに赤外線信号を取得する場合は、もう一度、IRKitにリモコンの赤外線信号を保存し直す必要があります。
「IRKit」の後継機「Nature Remo」
IRkitは、現在、生産を終了していますが、後継機となる「Nature Remo」や「Nature Remo mini」が販売されています。